リトルリーブス 三好圭一 少年愛小説
「……」。大学を卒業後、警察官になって五年、現在は神奈川県警の刑事四課で暴力団、いわゆるヤクザと呼ばれる連中と戦っている。男同士の気楽さで、村上は全裸を見られる恥ずかしさは感じなかったが、一服して落ち着いてくると、改めて今の状況の不自然さが気になりだした。譜代の重臣たちを集めた評定の場においても、出しゃばらず、かと言って臆することもない。「幸也が好きだって言ったんだ」。ホームに滑り込んだ電車の扉が開く。
「好きだ、慎。おまえが好きだ……!」。「よし。今日はここまで」。青葉がここにいた時間の長さの証明だった。広司は元の場所に戻ると、すっかり冷めた夕食を腹に入れ始める。
楽は高宮を、必要以上長時間見つめてしまった。村上は照れ笑いを浮かべるしかなかった。
予定されていた二次会は、花嫁の気分が悪くなったという理由で、もちろんキャンセルされたのだ。
「なにが?」。危険があるというのならば、気になってしまう。「うん。あのな……今回はさ、本当にお前にはいろいろ心配かけて悪かった」。憎まれている――。「ば、ば、ば、ばかやろーっ!気色悪いこと言うなっ!するなっ!」。いきなり引き下がるのか?ここはもう少し粘るべきところじゃないか?一瞬そう思ったが、由利は彼が手を離してくれたことに安堵する。否、その言い方は控えめにすぎるだろう。
ボーイズラブ小説作品紹介
柏木梓は裕福な家庭に育ち、才気・容姿ともに恵まれた、人もうらやむ高校生。ところが両親の急逝によって20億もの借金を抱え込むことに。そんな法律も世間の常識も知らず途方に暮れる梓に手をさしのべたのは、若き実業家・生沢恭介だった。彼を頼らざるを得ない梓に対し、恭介は鬼畜な本性を隠さず、梓の身体も心も支配していく。その一方で恭介の元妻との復縁話も持ち上がり梓の立場はますます不安なものに――。隷属を強いられる梓に明日はあるのか!?
タイトル:わがままプリズナー
著 者 名:有栖川ケイ
レーベル:月の秘密シリーズ
発 行 元:二見書房
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