指輪 田渕晋 ボーイズラブ文庫
しばらく、そのまま呆然《ぼうぜん》としていると、感情を理性で抑えたような声が落ちてきた。……だが、瞬間はやってこなかった。彼を腕に抱き、その身体の奥深くに欲望を受け入れさせていても、唇にだけは触れさせてはいけないものなのだ、と篝は固く信じるように思っていた。「うん……言わないよ」。「怒ってないって。時間だから、もう帰る」。たとえ何年かかっても――彼の心が自分に向けられるまでかぎりないぬくもりと愛情だけを注いだだろう。
「それ……俺がつけたようなもんだろ?顔に傷残ったくせに、お陰だなんて言うな」。由利はそう思った。「実には可か わいそう哀相だが、シドは俺たちに愛情なんてこれっぽっちもなかったと思う。先生と違って、やつは俺たちに生きることを教えなかった」。「それじゃ明日、ランチを戴きに来る時に」。「ああ。………ふーん……今度の『契約者』は前回の契約者と血が近いのか。…まあいい。立派な体になれたし」。左手で剣の鞘を押さえ、まずは帯剣帯《たいけんおび》をはずす。けれどいつものような荒々しさはない。
傾斜のきつい屋根は雪に覆われることなく、車寄せの周りや一階は奇麗に雪かきされ、人が歩き回るのに不自由しないようになっている。しつこい記者の要求に、最初は相手にもしていなかった常磐だが、なぜか急に態度を変えて言った。ヒューイットとこのまま別れたくはない。明確な約束はない。
よもや、そういう対象で見られていると思っていない百彦は、窓の前で青くなったり、オロオロしたり、喚めいたり。確かにシャワーは浴びたかったし、自分の力では這っていくしかないので、和はおとなしくアズィーズの腕に身体を預けた。
どちらも手強い。
ボーイズラブ小説作品紹介
可愛い王子様のリールは17歳。ただいま日本に留学中。もうすぐ目付役で恋人でもあるアリと、ラブラブの小旅行へ。そこに割り込む、ゴーマン&尊大な兄のカーディ王子。旅先でカーディは、恋人で小姓のサーランにセクハラ三昧!!ところが不審な男たちがリールを狙いはじめ、かばったサーランが誘拐されてしまう……。身分を越えた恋人たち。事件そして愛。スリルもエッチも満載!絶好調な王子様シリーズ。イラスト果桃なばこ
タイトル:狙われた王子様
著 者 名:葵ゆきの
レーベル:アクア文庫
発 行 元:イースト・プレス
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田渕晋の最新関連情報
ところで、このところ田渕晋について関心を持つようになってきたのでなにかとインターネットを探してみるようになりました。旧来田渕晋に対して良くは知識がなかった部分もあったのですが、かなりウェブ上に記述があったりするものですね。田渕晋はいっぱい検索されているように思われます。田渕晋に関して少し探していると、田渕晋の記載が山盛りあります。田渕晋に対して記載されているものの一部を掲載しておきます。